4VPシリンダー水冷化、その5:試走編・第一回目

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その4:冷却経路引き回し編へ
 
 
 
苦節0.5ヵ年、やっと水冷シリンダーで走行可能な状態まで仕上がりました。
 
いや、まだエンジンが掛かるか試してないんですけどね。
絶対ダイジョブ、ん〜多分ダイジョブ、いや〜もしかして....
 
 
 

エンジン始動

防寒(この項を編集してたのは2005/12月)やヘルメットを準備して、 ガソリンを入れにスタンドへGアクを押して行きます。
改造の最終段階で休眠する直前、家の300mほど手前でガス欠してから、ガソリン入れてなかったものですから。
 
 
 
 

ガソリンを補給し、バッテリーが弱ってたのでキックでスタート。
キャブの中もカラッポだったので20発くらい蹴ったけど、 無事エンジンスタート。
丸裸でグルングルン回るジェネレータが水冷の証。

30℃になるまでポンプを止めてみました。
ポンプを動かすとまた水温が下がり始めるので、 水冷システムは正常に機能してるようです。
 
 
走り始めると水温は50℃から60℃のあたりを行ったり来たりしてます。
途中で一回路肩に寄せて点検しましたが、 3方ニップルからシリンダーに向かう途中のボールバルブの接続ニップルのあたりから若干水が漏れてます。
あとは特に異常はないようなので、このまま仕事の用事を兼ねて試走を続行することにしました。
 
 
 

走行開始から5kmほど、注文してあったパーツを取りに来た YSP川崎中央 の駐車場にて。
エキパイから煙がモクモク出てます。
オイルを変えたわけじゃないので、水蒸気でしょうね。
 
 
まいったなー、やっぱスンナリとは行かないか〜。
パーツを持ってきてもらう間エンジンを停止してたけど、 その後一発でエンジンを再始動できたのでクランクケースへの水漏れじゃないと思います。
 
となるとヘッドから燃焼室に水が漏れてるってことでしょうね。 エンジンが掛かると水蒸気以外は至って普通なので、 ジャージャー漏れてるというよりはジワジワ漏れてガソリンといっしょに爆発させられて エキパイから水蒸気になって出てきてるってことだろうな。
ヘッドのオーリングの潰し量を増やすかな.... いずれにしろ走ることは走るのでこのまま予定通りラフロの川崎店に行ってオイル買って、 試走を完了することにしました。
 
 
ラフロでオイルを買って再び走り始めると、 エキパイから水蒸気が出なくなってるのに気付きました。
自然治癒かっ!
なんてね(笑)、ガソリンのニップルなんかでも、 オーリングと部品の隙間に不純物が挟まりはじめると漏れが止まっちゃうことがあるんです。
それとしばらく一定速度で走行して止まったときは出てなくて、 渋滞の中をちまちま走って温度が上がってくると蒸気も出てくるようです。
要は温度が上がって循環系の内圧が上がってくるとオーリングのあたりから燃焼室に漏れ始める、 ということなんだろうな、と推測しました。
 
 
 

異常加熱キターーーーー!

 
ラフロからしばらくは水温も60℃付近で上がったり下がったり、 エキパイからの蒸気も出たり出なかったり。
綱島街道から小杉駅に向かう府中街道に入るとミッチリ渋滞してたのですが、 せっかくの試験走行なんだから、厳しい条件もテストしないといけない、 ってことでクルマの後ろについてオレもミッチリ渋滞にハマってみました。
 
しばらくして水温を見ると70℃を超えてます。蒸気もハデに出てます。
「ん〜、さすがに市販車両みたいにオールラウンドとは行かないかぁ〜(笑)」と、 渋滞をスリ抜けはじめたんですが、 速度が上がっても一向に水温が下がりません。
試走前半のように車速によって水温が上下動を繰り返すんじゃなくて、 一定のペースで水温がどんどん上がって行きます。
 
「やばいな〜、ポンプが止まったのかな〜(汗)」
とか思いつつ、家までの残り数kmを急ぎます。

どうにか帰還しました。
到着直後の水温は99.8℃、その後アイドリングさせながら写真を写してたら100.3℃まで上がりました。

その写真がこれ。
二つある排気口から蒸気機関車みたいにケムリが出ています。
ポンプの動作音は異常なく聞こえました。多分水もちゃんと流れてると思います。

循環系からの水漏れも相当の量です。
 
 
 

考察・第一回目

 
一番弱いかと思ってたウォータージャケットは水漏れ等の異常はありませんでした。
シリンダヘッド(か、どうかはまだ確定じゃないですが)の水漏れは オーリングの潰し量を増やすことである程度改善できるでしょう。
100℃以下で漏れたんじゃ話しにならないですから、 これはやっておかないといけないでしょうね。
 
問題は後半で出た水温の連続上昇ですよね。
前半では60℃付近で行ったり来たりしてたのに、 あの渋滞のあたりを境にして一度も下がらなくなったので、 あのあたりで何かが起こったと思うんだよなぁ。
 
何だろう?
ラジエターは必要にして十分な容量だと思うし、 ポンプの吐出量不足? でもそれが突然始まった理由ってのが思いつかない。
 
取り敢えず今の用品構成でできることっていったら、 ラジエターとタイヤの間にあるプラフェンダーの撤去と、 オーリング潰し量UP(ヘッドの合わせ面を削る)くらいかな....
 
前途多難だなぁ....当たり前かもしれないけど
 
 
 
イバラの道はまだまだ続くよ。
シュシュポポ、シュシュポポ、って、
イヤー、ヤメテー!
 
 
 

試走編その2に続く

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