前回、
Vベルトのタルみを矯正するため変速機内にローラーを設置してみたが、許容回転数をオーバー して、フレーキングが発生してしまった。 取り付け穴をあけっぱなしで放置するのも何なので、テフロンの丸棒からシューを削り出して 取り付けてみることにした。 |
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この杏仁豆腐みたいのが、削り出したシュー。 φ55の丸棒を長さ80mmで切断し、さらにから竹割の要領で 縦に半分に切断。 側面→底面→上面と削り進んだ。 テーパーの角度はテキトー。 |
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で、M6の穴を明けたところ。 例によって明け間違えてしまった。 すこしズラして明けなおす。 |
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取り付け穴は前回明けた所をそのまま使用する。シューを当てて干渉するところを、今度はシューの方を削って修正する。 |
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取り付け状態。 材料がヤワすぎてM6のボルトが十分に締まり切らない。 いつまでもヌルヌル回って、しまいにはねじ山をつぶしてしまいそう。 ふだんは使わないバネ座と平座を使ったが これでもまだ心配。 |
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試走フタを締めて試走に出る。低速で若干振動が出てるが、前から出てたような気もする。 アクセル開度一定で定速走行しているときに振動がなく、滑らかに回っている。 10kmくらい走って、今日は取り敢えず帰宅。雨がパラパラ降ってきた。 最高速は見ることが出来なかった。 走行後、中を見てみたアイドリング時にも異音が出てる。プーリーの定速側を削りすぎた時に出る音に似ている。 気になったのでもう一回フタを開けて中を見てみることにした。 |
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ベルトの背中にテフロンの粉が付いている。 |
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シューの山、ベルトがこすれる部分が削れている。 だが、テーパーを取った後の角が削れて円弧形状に 近づいていく過程のようだ。 ある程度削れたら安定すると思う。 |
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上側も同様。 |
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アイドリング時はこんな様子。 常にこすれているワケではない。 また、シューを外してアイドリングをかけてみたが 音は変わらなかった。気のせいだったみたい。 |
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走行結果ダメだこりゃ。取り付け前の燃費がだいたい24km/lくらいで推移していたものが、いきなり22.5km/lまで落ちてしまった。 (もっとも24だって悪過ぎだが....) そして最高速。いくら伸ばしても95km/h止まり。 中速域で回転が滑らかになったような気がしたが、改善されたのがこの「ような...」だけなのに対し、 悪化した点ははっきり数字で現れた。これは潔く諦めるほかないだろう。 バイクメーカーでもこのようなベルト支持くらいは何点か試作を行っているのではないだろうか? つまり、ノーマルミッションケース内のシンプルな構造は度重なる試作の末に行きついた形状という ワケか? 意外とYAMAHAさんの開発者がこのページを見て「ベルトガイドだって、クスッ」なんてほくそ笑んで いるかもしれない。 |
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取外したシュー。 磨耗はやはり断面が円弧に近づくにつれ落ち着きつつある。 しかし性能が低下するんじゃ話にならない。 テフロンシートみたいなものを貼り付けるだけなら性能低下までには至らない と考えられる。途中にデッパリを付けてはいけないらしい |
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取り付け穴はエポキシパテで埋め戻した。 カッコワルイ。 |
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