セカンダリスライディングシーブのトルクカム溝に段付き磨耗を発見しながら、 修正こそしたものの交換作業を2ヶ月もサボっていた。 ようやく新品のシーブを注文、受け取ってきたのでさっそくシーブ交換作業に着手した。 また、FENG-MINGシリンダの焼き付きは、どうもメインジェットの番数とは関係がなさそうなので、 メインジェットの番数を下げて確かめてみようと考えた。 | |
前回に続いて駆動系バラし | |
旧品(左)と新品(右)。 元はこんなに白かったのね。 |
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段付き磨耗を修正した旧品のシーブ。 修正後は特に段は成長していない。 |
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とはいえ良品とのカム溝形状の差は歴然。 |
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こちらが新品のカム溝。 |
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プライマリにも異常磨耗セカンダリ分解のついでにプライマリの中も点検。すると、キタコパワードライブ付属のスライドブッシュが偏磨耗していた。 このブッシュはノーマルと互換性があるのでノーマルのものと付け替えておいた。 どうもキタコはWRといいこのブッシュといい、摺動部品がイマイチだなぁ。 |
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左がノーマル、右がキタコ |
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キタコブッシュを組んだ時のクリアランス というかガタガタ。 |
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ノーマルブッシュを組んだ時のクリアランス |
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キャブセット再変更パイロットエアスクリューを締め込み気味にすることを主眼に据え、メインジェットは思い切ってノーマルの#78まで下げてしまうことにした。 と思ったのだが、せっかく買ったメインジェットセットが丸々無駄になるのもしゃくなので #80を使うことにした。2番の違いくらいどうということもあるまい。 ニードルクリップは下から2段目、パイロットエアスクリュー戻し回転は1.0回転。 パイロットエアを締めると加速が鈍るのでウェイトローラは8g×3+7.5g×3から7.5g×6とした。 |
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キャブ回りを慎重に組もうとおもってリアカウルは総バラシとした。 シーブと一緒に入手したサービスマニュアルを見ていると、 燃料ホースと負圧コックホースを止めているバンドの止め方が マニュアルと違う。あれだけ間違いようのないように描かれてるのに。 こんなのはたいした間違いじゃないけど 「最悪の場合、燃料が漏れてユーザーがクサい思いをする」なんつって。 ほかにないだろね、YAMAHAさん。 |
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試走気持良い天気なので学生時分によく行ってた横浜かもめ町の岸壁に行ってみることにした。低速で若干吹け気味。気にしなければ済む程度ではある。 往路で一回最高速アタック。そのときは異常なかったのだが、5分くらい走ってから長い直線に 入ると、弱いながら異音が出ている。「やっぱAxisはボアアップしちゃいかんのかなー?」 と少々がっかりしながら、復路にダメモトでさらにパイロットエアスクリューを締め込んでみた。 戻し回転にすると0.75回転に相当する。 すると異音がぱったり止み、低速の吹けがマイルドになり軽めのWRにマッチしている。 以前、DAYTONAのマフラー+C.D.I.の組み合わせで完全死亡した場所でリベンジの 最高速アタック。 ゆるい下り坂なので急激に伸びて100km/hに乗ろうとするが、男はやはり平坦路で伏せなしで 100km/h突破しないとイケナイのでいったんアクセル閉じる。 たて続けにもう一回最高速アタック。平坦路で距離が取れたので伸びて100km/hに乗った。 以前は一回最高速アタックをかけると調子をくずして異音が発生しはじめ、そのまま走ってると 焼き付いたものだが、今回は2回のアタック後もエンジンには異常はない。 ベストセッティングが出たのである。 |
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さて、大台突破とはいえかなり長い直線でひたすら伸ばしての記録だし、やっと100km/hのバーに 指針が乗ったといった感じだった。 ここはぜひもっとサックリと、普通に100km/hまで出て欲しいものである。 というわけで、次回 吸排気タイミング変更 |
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