90系プライマリ

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プーリー換えなあかんねん。
 
これまで使ってきたkitacoパワードライブはシーブ面がヨレヨレ、 すでに1回シーブ面を削り直してオーバーホールしているのでもう削り直して使うわけにもいかない。 かといってもう1回同じプーリーを作れと言われてもあまりにも手を入れた個所が多すぎてその気になれない。
マロッシプーリーに偽造18mmWRを入れたものは楽しかったんだけど、 WR樹脂の耐久性が悪くて材料探しからやり直し。 良い材料が見つかっても結局コロコロとWR作らなきゃならないし、 どっちみちプーリー本体も使用限界に近いので買いなおし・削り直し。
 
おいちゃん、もう疲れてもうてん....
どっかに買ってきてポンと使えて面白いプーリーないかしらん。
 
 
とそんな折、Ka10さん、vuuさんと3人でプチオフした際にvuuさんから、 「90系ハイスピードプーリーが高回転変速な上に最高速も出やすいんですよ」と。
 
うわぁぁああぁぁぁ90系かぁ〜、気がつかなかった。
Axis90からGアクに乗り換えて、「100ccになってプーリーもデカくなったんかぁ」とか思いましたが、 デカくなくても良かったんだって。
ベルトを余計に落とし込める上に高回転変速なので楽しい加速、 程々のところで変速終了してベルトを引っ張り過ぎないので高回転の伸びも良いんだって。
しかもちょいとアライメント調整をしてやるくらいでソコソコ使えるようになるそうで、  
よーし、次は90系のプーリー使っちゃうゾ〜、と思いながら1年くらい経っちゃったんですが、 クランク/シリンダ交換で心気一転、駆動系も90系でリニューアルすることにしました。
 
 
 

POSHプライマリスライディングシーブ

90用のハイスピードプーリーって言っても色んなメーカーから色々出てます。
どれにしようか決めかねていた頃、 たまたま乗せてもらったJOG工場さんのデモ車のJOG90が「フィィィィ〜ン!」と気持良い変速をしていたので、 「コレってどこのプーリーですか」と聞いてみたら「POSHですよ」とのことでした。
う〜ん、ちょっと惚れちゃったなぁ、よっしゃスライドはPOSHに決まりじゃ。
 

プーリーとボスとワッシャのセットで\6,090
「ボスはオリジナル径よ」と聞いてましたが外径20mm(Axis90,Gアクは21mm)、 マロッシのボスと同じ外径でした。

vuuさん曰く「この無加工のシーブ面にやる気の無さを感じる」
確かにキレイな機械加工面であってほしかったけど、 キレイに加工しても使ってるうちにヨレヨレになってくるので、 今回は無加工のまま使ってみようっと。
 
 
 

ランププレート

POSHプーリーを買ったのはvuuさんから最初に90系の話しを聞いてから 1年くらい経った別のプチオフの時だったんですが、 その1年の間に新たな情報が色々集まっていたようで、 vuuさんちの掲示板の常連のほりさんが「ランプレはカメの90用が最高」と言ってたんだそうです。
早速Nap's世田谷に買いに行ってみたところ、ランプレだけのは置いてませんでした。 ランプレだけで取り寄せできるのか、とか調べるのがめんどくさかったので、 YSPで90用純正ランプレを取り寄せました。
 

カム:3NW-17623-01、\598
スライダ:1NT-17653-00、\220×3
 
 
 

プライマリフィクストシーブ

「フィクストは2XX(前出のほりさん情報)」
vuuさん曰く「無加工で使えるものの中では」ということでしたが、 今回は「できるだけ無加工」がコンセプトだし、 同じ2XXはくわまんさんもお勧めしてたので、 ゾンビのように「にえっくすえっくすぅ....」と呻きながらYSPに買いに行きました。
 
 
「Champ80のフィクストらしい」と聞いていたんですが、 YSPで調べてもらったらChamp80のフィクストは24G型番。
え〜?じゃ、何のシーブだろう?「この24Gのところを2XXに変えた型番って存在します?」 と調べてもらったところ「あ〜、ありますねぇ」
うぉ〜、ちょっと怖ぇけど闇雲買いしてみるかぁ〜、 一応保険をかけてAxis90のフィクストもいっしょに買っておくことにして型番を調べてもらったら、 「あ、これも2XXだよ」と。なんだAxis90のシーブだったのか。
というワケで2XXフィクストとそれ用のクローワッシャ(Gアク用と同じでした)を購入。
結局ランプレといっしょにフィクストシーブも手配しておけば良かったってワケです。
 

フィクスト:2XX-17611-00、\1,228
クローワッシャ:90214-14054、\168
 
 
 

調整用ワッシャー

90用のプライマリーセットは100用よりも奥行きが無いので、 クランク軸上でのオフセット調整が必要です。
 
基本的にはフィクストのシーブ面が同じ位置になるように調整すれば良いはず、 今回無加工フィクストでシーブ面の角度も変わる(元に戻る)ので、 例によってアイドリング状態でベルトが真っ直ぐになるようにアライメントを出してみました。
アライメントといってもCAD図上での話しだし、 エンジン運転状態ではベルトがどういう動きをしているのか分かんないので、 気休め程度のアライメントと言えますが。
 
 
セカンダリは今回変更無しなので、2XXフィクストとカメベルトでの調整量を出してみると、 ランプレの裏に4.5mmのワッシャを入れれば良いようです。
 
ただ、この4.5mmというのはPOSHプーリーをポンと入れる場合の数値であり、 この状態では低速域の落とし込みはそれほどではありません。
 
高回転時のベルトリフト量がどれくらい必要になるのか分からないので、 高回転域が余り気味だったときにはボスワッシャを追加して余りを低速域に振り向けたい。
この細工ができるように、ランプレの裏に入れるワッシャは3mm、1.5mm、1mmの組み合わせとし、 ランプレ裏のワッシャを抜いた分は0.5mmのボスワッシャを複数枚入れて調整することにしました。
 

裏ワッシャはアルミ板で、外径40mm
ボスワッシャはキタコの汎用品で\210でした。
 
 
 

試走:バックスペーサ4.5mm

●静音化
以前のキタコパワードライブは低速側の加工によりランプレとプーリーが干渉して、 アイドリング時にカラカラガラガラと異音を発していた。
POSHは干渉がなく異音も発生しない。これは普通といえば普通。
駆動系が静かになったおかげで55mmシリンダー/ピストンの首振り音が確認できた。
 
●加速性能向上
ゼロ発進、30km/hくらいからの再加速、50〜80km/hの伸び、とどこを取っても文句なし。
変速中の回転は7,800r.p.m.くらい。
 
●最高速はダウンか
平地でやっと90km/hくらい。このときの回転が7,600r.p.m.。 加速中より回転が下がっているので高回転時のエンジンパワーが足りないということか? まさか過変速でベルト引っ張りすぎ?
 
 
 

カメレオンファクトリー製ランププレート

「レーシングランププレート」、\1,890
WRとの当たり面
右はノーマルのプレート
画像:ぴろさん

側面より
画像:ぴろさん

クランク側
スライドピース付
画像:ぴろさん

「プーリーバックプレート ヤマハ用」、\1,260
品番:PA010008
WRとの当たり面
スライドピースはナシ
画像:オレ

クランク側
画像:オレ
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