ピストン破壊写真館

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仕事とかプライベートとか(どっちも境がないようなもんですが)でお付き合いのある方から、 「ピストン壊しちゃったYO〜(笑)」とか聞くたびに写真を撮らせてもらったり 画像を送ってもらったりしてました。
 
こういった破壊ネタって大好きだし、まさかその後 自分がピストンに穴あける とは夢にも思ってなかったので嬉々として画像収拾してました。
 
そーかぁ〜、ピストンの神様のタタリだったのかもしれませんねぇ(笑)
 
画像GETにご協力いただいたみなさまには、謹んでお礼と今後のエンジンの安全をお祈りいたします。
 
 
 

シルビアさんから。
SS用マシンに使った台湾製φ56ピストン。
 

排気側スカートとピンホールド部が粉々。
 
 
 

daiさんから。
やはりSS用マシンに使った台湾製φ56ピストン、一個目。
こんなになってるとは知らずに何本か計測して、「よーし最後に新品ピストンで記録出すぞぉ」 とシリンダーを開けたらこんなになってたんだそうです。
 

そしてピストン交換して一発目でこうだって。
 
 
 

これは純然な街乗りマシンに使用した台湾製ボアアップキットのφ56ピストン
若干面研したヘッドで使っていたそうですが、
 

この事例がスゴイのはピストンピンの破壊。
この写真には写ってませんが、上の写真の左上で小端ベアリングの中に入ってる破片を入れて 3ピースにスパッとせん断されている点!
ピストンピンが曲がることはあってもせん断されるなんて話しは聞いたことがありません。
 
 
 
台湾製ボアアップキットやその補修ピストンは他にも不適合事例が起きてます。
 
・事例1
HIDヘッド加工をしたお客さんから、
「圧縮が13kにもなっちゃったんですがどうしてですか?」
とクレームが来たんですが、
「HIDヘッドは加工後に容量を測定してから出荷してるので、 ヘッドの交換だけで異常圧縮になることは有り得ません。 ヘッド交換といっしょに何かやりませんでしたか?」
と返信したところ、
「実はヘッド交換前に焼付きをやって補修ピストンをいっしょに入れました」
とのことで、ピストンの寸法を測ってもらったところハイトが1.3mmも高かったのだそうです。
輸入/販売元にクレームをつけたところ「問題無い」との驚愕の返事があったとのこと。
その後どうなったかは音沙汰がありませんが....
 
・事例2
別のお客さんでやはりHIDヘッド加工をした方から、
「圧縮が8kしかないんですが何かアドバイスを....」とのことで
「HIDヘッドは加工後に容量を(中略)いっしょに何かやりませんでしたか?」
と返信したところ
「HIDヘッドを入れる前から8kくらいでした」と....
たぶんこれは事例1と逆でハイトが極端に低いんだと思います。
 
ほかにもSSマシンでスカート破壊が相次いでたり、ゼンゼン違うピストンリングが入ってたり、 といったことを色々聞いてたので、こんなに品質がバラつくピストンを販売するのはマズイんじゃないかなぁ?
とか思ってたらとうとう補修ピストンの販売はやめてしまったそうです。
 
 
台湾製ピストンの不適合報告が出始めたのって、 タカガワがヘッド付きボアアップキットを出し始めた頃とラップするような気がします。
 
まさかとは思うけど台湾のピストンメーカーが大手のタケガワ (おそらく要求品質が高いかわりに良い金を出す)には質の良いピストンを供給して、 あまり高く買ってくれない中小の輸入業者にはタケガワ品質に洩れたものを流してる、 なんてことはないだろうなぁ....
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