5FA3の駆動系

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久しぶりにカイラさんちから GアクBBSに行って見たら5FA3の話題が上がってました。
正直、全然知りませんでした。新型が出たんですかぁ
 
DTやTZRなど2st車がどんどんカタログ落ちしてる昨今、 排ガス対策をしてでも売りつづけるってこと自体異例と言えるのに、更に新型ですかぁ(遠い目)
 
 
まったくもって出遅れちゃったワケですが、5FA2とはボディカラーの他に駆動系が大幅に変更されてるのだそうです。
さっそくと言うかとっくに悟浄七段さん が新旧パーツの互換表を作って上げてくれてる、とのことだったので見に行ってきました。
以下、パーツの型番が出てないものは悟浄さんのページで確認してください。
 
なるほどパーツ型番から見ると一次変速に関連する主要部品のほとんどが変更されてます。
ただ、どこがどう違うかはモノを見てみないと分かりません。
 
 
 

Vベルト

まずは一番気になったVベルト。
新型の“5FA”ベルトは\2,870
90エソ高くなりました。
 
 
これまでの4VPベルトは製造ロットによって長さがマチマチで、 “当りベルト”をGETしないと加速は変だは最高速は伸びないはで、 結局寸法が安定してる社外品(高い)を買うハメになったりします。
 
で、買ってきた5FAベルトをワクワクしながら寸法計測して見たのですが.....
(数字はコチラ、ピンクの「New」の行)
長さ、幅ともこれまでの4VPベルトの平均的な値と何ら変わるところがありません(泣)
 
 
変速特性は4VPベルトも5FAベルトも特に変化はないと想像できますが、 なんのために旧型と同寸法の新型ベルトなんか作ったんでしょうかねぇ....
合理的な変更理由があるとすれば、4VPベルト製造工程は寸法のバラつきが出やすかったので 精度の高い製造ラインを新たに作って、変更点管理のために型番を変えた....
くらいしか思い付きません。
 
闇雲買い1発目は不発、ということでした。ハァ〜。
 
ところでたつさん によると、2003年6月の時点で4VPベルトを発注すると、5FA型番に変換されるのだそうです。 4VPベルトは廃盤、代替品は5FAベルト、ということみたいです。

 
プライマリ/セカンダリ

 
知り合いのしょうぢさんから「5FA3の新品エンジン入手しましたよ」と(!)
詳しい経緯は省略しますが、Haruさん →しょうぢさん→ワシ、といういつものパーツ食物連鎖ピラミッドの流れです。
 
で、ピラミッド最下層のわたしのところに5FA3駆動系パーツ計測というオコボレが回ってきた、 というワケなんです。ウハウハ!(←死語)

プライマリスライディングシーブ

左が新型、右がしょうぢさんからいっしょに借りてきた旧型です。
同じものに見えますが、鋳造型の分割線や細部の形状が異なり、 全くの新設計です。
型の分割線が異なる→鋳造型が違う→新たに型を設計してる、というわけです。
 
5FA1,2のノーマルプーリーは変速の谷が出ることが多かったです。
この変速の谷はWR高速側停止位置とか、WR走行溝の不揃いによって起ることが多いのですが、 手作業で削ったわけでもないノーマルプーリーで変速の谷が起るということは、 プーリー製造の第一段階である鋳造型から不良品だったということです。
ヤマハさんも5FA1,2のプーリーをバランス取りなどしてみたところでラチが開かないとやっと気付いたみたいで、 あまり大騒ぎにならないように外観だけ似せて全く新しいプーリーを作った、といったところでしょう。
 
変速の谷は「なかったようだ」とのHaruさんの談でした。
 
WRはオレンジのペイントで11.0g×6個でした。
 

側面から見ると新型のほうがWR走行スロープの終端が高くなってます。
ハイリフト化されてるのでしょうか?シーブフェイス角度とのカラミもあるので はっきりとしたことは言えません。
 
 
 
 

プーリーボス

長さ、直径とも変わりませんが新型番になってます。
旧品との識別のためか端部に溝が彫ってあります。
ベルトと同じく寸法変更の無い型番変更....
これもワカンナイや。表面の熱処理でも変えたんでしょうか?
 

セカンダリスライディングシーブ(トルクカム)

 
シーブ角度などは同じに見えるので測ってません。
見た目で分かりやすいトルクカム形状を比較してみましょう。
 

5FA3用、新型5FAシーブのトルクカム

5FA2用、3AAシーブのトルクカム

5FA1用、3FCシーブのトルクカム
 
グリスを流す溝が無くなってますね。YAMAHAお墨付き「イラネーヨ」だと思います。
 
カム形状が違うのはわかりますが、この形状を見て走りが想像できるほどスペシャリストではないので、 やはり実際に使って見ないとわかりません。
とは言え、3FCと3AAの違いもよくわからなかったので使って見てもわからないかも知れません。
 
3AAを初めて使ったときは「○○○○○ているようだ」とか生意気にも書きましたが今になってみると、 「気のせいじゃない?」とか言われると「そうかも」としか返せません(笑)
 
セカンダリスライドは主にトルクカム溝が偏磨耗しやすいので消耗品(だいたい5,000kmくらい)です。 次の入れ替えでは5FAシーブを買って見ようと思います。

クラッチキャリアAssy

新型番5FAキャリア
シューが5HK(車種不明)、シューの色が明らかに違います。
スプリングは黄土色のペイントで50W(JOG-ZR用とのこと)
 
 

5HKシューの重量は171g
4VP,3YJはともに174gでしたが、 特に変更ということではないと思います。シューの材質による違いとかね。
ミートタイミングを変えるなら140〜120gくらいまで軽量化しないと変化が出ません。
 
50Wのクラッチスプリングは持ってるからイイヤ。
5HKってなんだろなぁ? Ka10さんのサイト の“ヤマハミドルクラススクーターの系譜”にも記述がありません。シグナスXかな?
 
トルクカムと同じようにクラッチシューも消耗品なので、次の交換で5FAキャリアを買って 5HKシューを軽量化して使ってみようと思います。
 
というか、セカンダリフィクストも新型番になってるので、 次の交換はセカンダリ丸ごと手配、ですね。



まとめ

 
「今回の変更から5FA3の走りは○○○と推測されるっ!」とか期待しちゃいましたか?
スンマセン、やっぱり実際に使ってみないとなんとも言えません。
 
見た目でわかる変更点をアップロードしましたので、実際の使用感などは部品の交換時期に合わせて ボチボチ報告していこうと思ってます。
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