Vベルトあれこれ


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情報交換しませんか?

 
 
Vベルト無断変速のスクーターにとってVベルトは駆動力伝達のほかにも変速特性を左右する重要な部品です。 一般的にベルト長が長く幅が広いベルトを取り付けると高速の伸びがよくなる傾向があります。 もちろんメーカーが車両を開発する際、さまざまな長さ/幅のベルトで走行テストを繰り返して、ベストと 考えられるベルトを採用してるはずですが、当サイトに遊びに来られる方はメーカーあつらえのベストでは 気が済まない人達ばかりだと思います。低速を犠牲にしても高速の伸びが欲しいとか、 最高速は置いといてダッシュ性能を上げたいとか....
 
個人で寸法違いのベルトを製作できる環境を持ってるひとなんて多分いないと思いますが、世の中には星の数ほど スクーターがあります。当然ベルトの種類も星の数ほどあるワケです。困るのはその寸法が手にしてみないと分からない ということです。でも手にした人が寸法を測って、それらの情報を集めて共有すれば後に続く人の参考になるはずです。
 
そこで当サイトではあなたがお持ちのVベルトの寸法情報をお待ちしてます。以前からここにはグランドアクシス以外の 車両所有者のかたが多くいらしてます。それらの車両の純正ベルトの情報などをお待ちしております。全然違う寸法でも 構いません。ぜんぜん違う車両に乗ってる人の参考になるかもしれません。
 
得られた情報はこのページで公開します。GIVE&TAKEでいきましょう。
 
 
 
 

まずは測り方から統一しましょう

 
 
といっても難しい方法を提案するわけではありません。
ベルト長は外周長と芯線長を測定。どちらで測ったか不明な場合はふたつの欄にまたがって記載してあります。
ベルト幅は4点測定してある場合は4つ記載。一点測定、または複数点の平均値の場合は4つの欄にまたがって記載してあります。
 

外周長測定法

その名の通りベルトの外周長を巻尺を巻きつけて測定します。
巻尺先端はフックが付いてるので正確に測定できません。先端から2cmのところで目盛りを読んであとで測定値から2cm引きます。
 
車体に取り付けなくても、取り付け状態で測った値とは0.5mmも違わないので、実用上は車体に取付けずに測っても 問題はないと思います。
 
 
 

芯線長測定法

こんな感じで鋼尺の背中をクルっと一回転させて測ると、ベルトの芯線の長さを測ることができます。 高速度域の性能を推測することができると考えてます。
 
 
 

ベルト幅測定方法

ベルトの幅は芯線の出入り口があるところとそれ以外のところで寸法が違うので、90°間隔で4点測定してます。
 
 
 
 

ベルト長測定方法について考察

Kent's Daddyさんから「測定方法間違えてました」とおわびがありました。

たぶんこんな感じで鋼尺の背中をクルっと一回転させて測ったんじゃないでしょうか?何で分かったかというと わたしが以前この方法でベルト長を測っていたんです。こうして測ってみると巻尺で計った値より15mmほど短く出ます。
 
 
なぜこの方法で測っていたかというと、50cmを超える長さを測ることが出来て最も精度の良いものが1mの鋼尺だったからなんです。  
ところがこの方法で測った寸法をCADに入力してみると、機関停止状態でのベルト巻付き径がCAD図と実測でズレが出るんです。 そこで実車に取付けた状態の実測値でCAD図を描き直してみると現状にピタリと合う。 というワケで、なかばツジツマ合わせのような形で機関に巻付いたベルトの長さを巻尺で直接測ることにしたワケなんです。  
ここで鋼尺の背中にベルトを当てて測る方法におけるベルトの変化を考えてみると、 隔離病棟でのKent's Daddyさんの書き込みにもあったように、芯線が通ってる位置を中心に、ベルト内側は伸び、外周は縮みます。 つまり上記の方法は芯線の長さを測ってることになります。
「なぜ同じような外周長で芯線の長さが変わるの?」これはベルトの中のどの位置を芯線が通っているかによります。 外周長が同じでも、芯線が通ってる位置が外周に近ければ近いほど、芯線が形成する円の直径が大きくなり、芯線長が長くなる というワケです。
 
かわって、巻尺をベルト外周に巻付けて測る方法は、芯線の位置/長さにかかわらず、現状をそのまま測定する方法であり、 誰でもできて且つ一般的な測定方法だと言えるでしょう。
 
こうして CADに駆動系の部品寸法を入力してあらかじめベルトのアライメントを取るようにしたのを機会にベルト長測定方法を変更しましたが、 腑に落ちない点が残りました。亀のベルトの高速性能です。亀のベルトにすると高速の伸びが良いんです。 鋼尺にベルトの背中を当てて、一回転させる方法で測ると亀のほうがノーマルより長いので、そのせいだと思ってました。 でも測定方法変更後に(単純にベルト外周に巻尺を巻付けて)測ると亀はノーマルより2mmほど短いんです。 「亀のほうが伸びが良いというのは錯覚だったのかな〜?」と思ったんですが、違いますね。
 
Vベルトの性能(特に高速度域での性能)を判断するには芯線の長さが重要になってくるのではないでしょうか? 「ベルト外周長が短かくても、芯線長が長いと高速の伸びが良い」と仮定すると、外周長が短い亀ベルトのほうが高速の伸びが良い ことの説明がつきます。
 
とはいえ、芯線の長さなんて普通は測りません。そこで、ベルト長は“外周長”と“芯線長”の2本だてにしようと思います。 外周長は誰でも測れて一般的なベルト長の目安になる寸法、芯線長はベルトの高速性能を推測するための、もう一歩踏みこんだ寸法、 という扱いになるかと思います。  
Kent's Daddyさんの測定結果は“間違い”ではなく“芯線長”となります。わたしも「芯線長」のデータをいっぱい持ってるので、 寸法表に追加できるのが嬉しいです。
 
 

現在までに寄せられてる寸法情報

 
 
下表が現在(2003/10/08)までに寄せられた情報です。「自分のと違う」という方がいらっしゃいましたら、その情報も お待ちしております。
 
カーソルの形が変わるベルトはインプレに飛びますのでクリックしてみてください。
 
 
下の表の説明
DY:DAYTONA●CF:カメレオンファクトリー●KT:キタコ
●G-Axis:YAMAHAグランドアクシス●ストマジ:SUZUKIストリートマジック●アドレス:SUZUKIアドレス
「→」は最新の追加分です
ベルト長 ベルト幅 品番価格使用距離報告者
外周長芯線長1234
純正4VP-1本目76975316.616.716.816.64VP-17641-00-3,600kmはたけ(私)
純正4VP-2本目773.517.717.917.917.84VP-17641-00\2,7800km
769.517.817.817.817.7170km
770.517.117.317.417.4710km
771.075617.217.217.317.31,300km
純正4VP-3本目771.5756.517.617.617.717.64VP-17641-00\2,7800km
765.5750.517.217.417.317.4104km
純正4VP-4本目775.0759.017.917.918.117.94VP-17641-00\2,7800km
純正5FA-1本目771.0756.017.617.717.717.65FA-17641-00\2,8700km
766.0756.016.917.017.017.12,600km
純正5FA77217.65FA-17641-00-0kmくわまんさん
純正4VP-1本目76517.74VP-17641-00--改造小僧さん
純正4VP-2本目76817.84VP-17641-00-
純正4VP-1本目76975416.84VP-17641-00-1,700kmKent's Daddyさん
純正4VP-2本目771751.517.94VP-17641-00200km
CF-G-Axis-1本目改造初期のためデータ未収集VBS-YA910\4,500-はたけ
CF-G-Axis-2本目75618.0VBS-YA910\4,5000km
75817.5290km
76875716.616.816.716.76,000km
CF-G-Axis-3本目計測失念VBS-YA910\4,5000km
768757.517.517.617.617.795km
??17.02,500km
766.5756.516.616.716.516.63,470km
CF-G-Axis-4本目計測失念VBS-YA910\4,5000km
770.0760.016.816.916.716.63,670km
CF-G-Axis-5本目767.5757.518.118.018.218.1VBS-YA910\3,9900km
767.5757.517.017.117.017.01,410km
キタコG-Axis75818.0465-0405000\3,200-改造小僧さん
DY-G-Axis769757.517.217.117.217.237258\4,2000kmはたけ
769757.517.016.917.016.9220km
769758.016.717.016.916.81,270km
DY-G-Axis770.5757.517.0---Kent's Daddyさん
PMX110純正77117.5---竹千代さん
ストマジ50純正78818.518.518.518.527601-06F01\2,4000km匿名脂肪さん
ストマジ50純正走行後78817.918.018.018.127601-06F0160km
ストマジ50純正77018.0---mayakoさん
DY-ストマジ5077117.8\2,600位60kmKent's Daddyさん
78677017.8200km
DY-ストマジ5078718.9--Noripapaさん
DY-ストマジ5077117.8--mayakoさん
ストマジ110純正78818.4---mayakoさん
CF-ストマジ110776.519.0VBS-CA610\3,8000kmはたけ
77718.5250km
777.718.518.3500km
78777818.017.717.917.93,200km
CF-ストマジ11078777617.73,200kmKent's Daddyさん
CF-ストマジ11078719.0---mayakoさん
CF-ストマジ110II80019.0VBS-GA110--Noripapaさん
KT-アドレス11078319.7---mayakoさん
DY-アドレス11078520.12---mayakoさん
3VP(Axis50)788----ハカセさん
3VP78716.4--1,500kmmayakoさん
3WF(JOG90)790794----ハカセさん
3WF79216.2--800kmmayakoさん
KT-3WF80316.7--0km
79216.1300km
 
 
 
 

ベルト寸法が掲載されているページ

 
Ka10さんから教えてもらったページ
impex-corp.co.jp
teemway.com.hk
 
 
けんじさんから教えてもらったページ
81982.com
 
 

 
 
走行インプレッション

あくまで参考と考えてください。他の駆動系の部品の違いにも影響されますし、なにより個人の主観に基づく フィーリングなのですから。
 
 
 
 

ストマジ50純正

匿名脂肪さんの報告
>>出だしで一瞬だけベルトが滑ってる感じ、80キロまでの到達時間は速くなったような気がする。
 
60kmの走行で幅が0.5mmも減ってますが、シーブ角とベルト側面角が違うからでしょう。ある程度減ると そこからの減りは落ち着くと思います。
 
 

DAYTONA-ストマジ50用

Kent's Daddyさんの報告
>>出だしが結構良くなって最高速の伸びはイマイチ。
 
 

亀-G-Axis用

亀のG-Axis用からノーマルに付替えると高速の伸びが悪くなったような気がする。ベルト長はノーマルよりも 短いのだが....60km/hから90km/hくらいで亀のほうが元気がよかった気がする。
 
ノーマルは走行距離が伸びるにしたがってベルト長が縮む傾向にありますが、 亀のベルトは逆に伸びる傾向にあります。ノーマルとだいぶ構造がちがうみたいです。
 
 

亀-ストマジ110用

発進時トルクが落ちる。最高速は平地ではノーマルと変わらず。緩い下り坂などでは伸びが良い。
 
 

DAYTONA-ストマジ110用

発進、亀よりヒドイ。最高速は試す気も起きなかった。
 
取付方向が「どちらでもOK」とベルトに書いてあります。やはりノーマルとだいぶ構造がちがうみたいです。 GアクBBSでデイトナのG-Axis用で好セッティングが出てると言う話を聞いたことがあります。
 
 

キタコ-G-Axis用

hideさんの報告
>>NRマジックのプーリーとの組み合わせで65km/hで吹け切ってしまいます。
 
短くて太いのでセオリー通りの結果ですね。この寸法だと発進もマトモじゃないような気がします。
 
 

亀-ストマジ110用

Kent's Daddyさんの報告
>>マロッシプライマリとの組み合わせでスタートダッシュ向上。
>>最高速は8,100r.p.m.で90km/hくらい。まだ伸びそう。
 
マロと組み合わせるとダッシュが上がって最高速が落ちるみたいです。
 
 

DAYTONA-G-Axis用

新品ベルトなので出足が若干鈍った。WR軽めにすると出足が戻る。
最高速は現在測定/比較が出来ない状態(7,300r.p.m.しか回らない)。
再加速などの運動性能、回転の滑らかさは良。
でもノーマルベルトと有意差があるとは言えないレベル。可も無く不可も無くといったところ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

番外編 ベルト危機一髪

G-Axisのベルトは、芯線がベロンチョしてたり一部なくなってたりすることが多いです。 最初の頃は「ウォォォォ〜、破断寸前だったみたいだ〜」なんて思いましたが、 ベロンチョしたまま走ってても切れたことはありません。
(ベロンチョしなくても切れるときは切れるみたいですが....)
 
ちなみにパーツメーカーのG-Axis用ベルトはなぜか他車用より\1,000ほど高いのですが、 G-Axisは他車よりベルトにストレスが掛かるんでしょうか?
 

4VPベルト一本目

亀ベルト一本目

2000/9月から2001/4月まで使用。

亀ベルトニ本目

北海道ツーリング含め、約6,000km走行。

亀ベルト三本目

約3,500km走行で使用限界に到達。
前のベルトは6,000kmも持ったのに.... パワーの上昇と消耗部品の磨耗速度は正比例するという良い例。

5FAベルト一本目

約2,600km走行で芯線が全周の2/3くらい無くなっていた。
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