デイトナマフラー(Axis90用)装着

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よく行く近所のラフアンドロード川崎店で天井から吊るされてる様々なチャンバー、マフラーを
眺めていたところ、Axis90用のデイトナマフラーが目に付いた。
 
スタイルはノーマル風の艶消し黒塗り、筒状のサイレンサーにゆるいテーパーで
エキゾーストパイプが接続される。
エキパイは中央部で分割され、スプリングでひっぱって連結する。
 
「音静かっ!!中低速のダッシュ重視っ!!」とか書いてある。街乗りにはいいかも。
 
なんとなぁくAxis100にも付きそうに見える。
YAMAHAの同世代のエンジンは、シリンダとエキパイの角度やマフラー取付ボルト位置などが
だいたい同じだったりするのだ。
昔はJOGにACTIVEのマフラー付けてみたり色々やったもんだ。
 
エキパイ途中にスプリング接続があるので回転方向のズレはなんとかなるだろうし、
サイレンサーの固定はサポートを介しての一点吊りだから、マフラー取付ボルト位置が
合わなかったら、最悪サポートぐらい自分で作ればいいし....
 
なんて思ってると無性に欲しくなってきて激しく購入っ!!
店員さん「お客様の車両、Axis90で間違いありませんね?」、
わたし、「はい。(ホントはちがうよ〜ん)」
 
 
 

まずはエキパイとシリンダの芯合わせ

前回シリンダ修正時にシリンダ排気口にピンを立てて、ガスケット外周をホールドして
シリンダとエキパイの芯合わせをしたが、なんかカッコ悪いので方法変更。
 
シリンダ排気口をφ25の円形に削り、ガスケット内周にはめるカラーを旋盤でこしらえてみた。
シリンダ排気口の円形化はリューターによる手加工なので真円にはならない。

取り付けた時に排気口に合わせて変形するように材質はやわらかいアルミにした。
 
 
P000238s.jpg カラー。
内径はφ23。排気を若干絞ることになるが、エキパイはもっと細いので、
大勢に影響はあるまい。
 
 
 
 
P000240s.jpg シリンダ排気口。これはノーマルシリンダの方だが、同じ方法で芯が
出せるよう同様の加工をした。
なるべく真円になるよう心がけて削った。
 
 
 
 
P000239s.jpg カラー、ガスケット、エキパイを組み合わせると
こんな感じ。
ガスケットの内側からチョコっと突き出たカラーが
シリンダの排気口に刺さり込んで芯を合わせる。
 
 
 
P000227s.jpg エキパイフランジのガスケットが当たる部分が溶接の熱で
ゆがんでしまってる。
削って平面化したい。ホントは旋盤に咥えられればいいんだけど
この形状じゃぁねぇ〜。
フライスのX-Yテーブルに固定して、XとYのハンドルをチョコチョコ
動かして、チョットギザギザの円形に削った。
 
 
 
 

で、本体を合わせてみると

意外や意外。穴位置ドンピシャ!
クランクケースの出っ張りがエキパイと干渉するけど、なんの出っ張りだかわかんないや。
切っちゃえ。
サポートプレートとマフラー吊りステーの角度が合わないけど、どうにかなるべ。
ハリガネで縛って近所のDIYに出かけ、何かいいものないか探す。

テーパーワッシャがあるじゃん。
これはH型鋼などの組み立てに使う部品。これで角度のズレをキャンセルして取り付けよう。
 
 
P000241s.jpg エアシュラウドの下、クランクケースに小さな出っ張り。
何の出っ張りだろう?
判明して躊躇する前に思い切って弓ノコで切断。
 
 
 
 
P000247s.jpg これがテーパーワッシャ。
本来は建築用の資材。
 
 
 
 
 
P000248s.jpg こんな感じでテーパーワッシャを使って固定。
2枚のテーパーワッシャはあらかじめ瞬着で貼り合わせておくと
作業性がよい。
 
 
 
 
P000242s.jpg それでも、スプリング掛けがエアシュラウドに干渉して
排気の熱で少し溶けた。溶けなはれ溶けなはれ。
 
 
 
 
 
 
 
 

取りつけ完了。どうでしょう?

P000243s.jpg 真後ろから。
角度が合わなかったのをテーパーワッシャでねじって付けたので
若干外側に開いて、イイ感じ。
 
 
 
 
P000244s.jpg ナナメ。
 
 
 
 
 
 
P000245s.jpg 同じくナナメ。
 
 
 
 
 
 
P000246s.jpg 側面より。
ルックスは気に入った。
 
DAYTONAロゴ入りの保護板が付いてたんだけど
メッキキラキラはキライなので捨てちゃった。
 
 
 
 
 

で、走行インプレッション

なるほど下馬評通り

店で聞いた通り、なるほどダッシュはほぼノーマル並。かと思ったら “プチオーバオホール”かけて
やったらエラい吹け様。40km/hからの再加速が全然ちがう。う〜ん、こんなのもいいかも。
音も「ブリブリブリ〜(いや、言葉にするとチョット変ですが....)」って感じでうるさくない。
高回転はノーマルより若干伸びが良いといった程度。ノーセッティングなんだから当然か。
 
シリンダを高回転向けにセッティングし直して、もうちょっと抜けを良くすれば本領発揮しそうだ。
ちなみに最後の排気出口はノーマルと同じで内径13。
 
で、もう一つ気がついたのが、排気の煙。
フル加速してミラーを見ると、うしろがケムってる。昔RZ-Rに乗ってたころを思い出して懐かしい。
もっともRZ−Rはもっとケムケムで煙幕状態だったけど。
 
これはチョット、なのがオイル飛び。ナンバープレートにプチプチとオイルが付着している。
マフラー後部もオイルが付着していて、ヒザをぶつけたらジーパンに黒い輪っかが付いた。
 
まぁ、劇的な変化は期待してなかったけど、気分が変わって面白いアイテムではある。
現在は グランドAxis専用がDAYTONAから発売(←重い)されてるので、わたしみたいに切った貼った
なんかしなくてもポンと付くし、形状もかなり変わってるので性能も出てるかもしれない。
なんか、長くてカチョイイよ。
 
ノーマルマフラーいじってみようかと思ってたけど、こっちいじってノーマルは温存するか?
そのほうが正論だよね。今度DAYTONAブッタギッテみよう。
最後の出口太くするだけでもだいぶ変わるだろうし。
ネタが尽きなくて楽しいというのか、はたから見ればただのカワイソウな人だろうけど....
 
 
次、エアクリーナー加工→
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