クラッチミートタイミングアップ

改造レシピ一覧

ハイスピードプーリー、ボアアップ、ハイギア(ハイギアは足を引っ張ってるだけ)の装着で
クラッチミート後の加速は劇的に向上したが、クラッチミートタイミングがパワーバンドから外れてて、
スタートダッシュがイマ2くらい。
 
クラッチミートタイミングを上げるには、クラッチスプリングの強化とクラッチシューの
軽量化加工という手がある。
 
まずは手の付けやすい強化スプリングへの換装からと思ったのだが....


強化スプリング装着

P000068s.jpg たしかキタコ製。3ヶで\1,800ナリ。
コーリンMINIBIKE館で取り寄せてもらった。
 
 
 
 
 
 
 
コーリンMINIBIKE館には軽量クラッチアセンブリも売っていたが(たしかカメ)あまりにも軽そうで、
店員さん曰く「チャンバー付けてる車両くらいじゃないと使えない」だそうでスプリングだけにした。
 
ノーマルのクラッチスプリングを外すのは造作も無い。
細いワイヤーを引っ掛けてひっぱれば外れる。
問題は強化スプリングの取りつけ。
ワイヤーを掛けて引っ張っても、両手で引っ張らないとスプリングが開かない。
スプリングが開いてから、空いた手でドライバなどを使ってフックを押し込むのだが、
両手がスプリング引きで塞がってはドライバが使えない。
かといって片手を離すとスプリングが閉じてしまう
途方にくれる私の姿は、長さ3mの透明アクリルの筒の中にあるバナナを見つめるサルのようで
あったろう。
 
クラッチを万力に固定して両手でスプリングを引っ張り、ヒザでドライバの頭を押して
全スプリングを入れ終わったのは作業開始から2時間も経った後であった。
 
 

で、走ってみてどうよ?

脱力。
オレの2時間と失った体力を返せっ!!
 
あまりにもミートタイミングが上がってしまい、少なくとも街乗りで使えるレベルではない。
しかも、スプリングがシューを強力に引っ張るのでなかなかミートしきらない。
半クラ状態が長くなっただけで、タイム的にはまったく向上が見られない。
試走もソコソコに家に引き揚げる。
 
ちなみに強化スプリングといえども取り外しはいたって簡単。両手でスプリングを引っ張るだけで
自主的に外れてくれる。これで取り外しまで難儀だった日にゃなんの迷いも無く切断したことだろう。
 
   
 
P000089s.jpg 気晴らしにマウスを改造。
親指位置にマイクロスイッチを追加してホイールボタンの信号を入れる。
中指でホイールボタンを押してると腱鞘炎になりそう。
webページの“戻る”を割り付けてあるので結構使うのだ。
 
 
 
 
 
 

気を取りなおしてクラッチシュー軽量化加工

強化スプリングがダメならシューを削るしかない。削りすぎると後が無いのでホドホドに。
 
セカンダリプーリをバラしてクラッチスプリングとシューを止めてるEリングを外す。
シューを軸から引きぬこうとすると意外に固い。
シューを回しながら抜こうとするとどんどん固くなっていき、とうとうにっちもさっちも
いかなくなった。軸とシューの穴がカジリ付いてしまったのである。
 
しかたがないので、軸にCRCをたらしてしばらく放置。30分ほど経ってからシューを回すとなんとか
回り出す。油が入ったので、回り始めるとカジリ部も潤滑されて抜けてくる。
あとで念入りに脱脂したのは言うまでも無い。
 
外したシューをフライスで削る。
3ヶのシューがフライスの主軸にたいして同一角度となるようバイスに加えて切削する。
 
 
P000090s.jpg 削り終わったクラッチシュー。
ノーマル状態のシューの写真を撮り忘れたので
どこを削ったのか分かりにくいが、シュー1ヶあたりの重量が
174gから164gになった。なお、この174gはうろ覚え。
ちょうど10gへったことだけよく覚えている。
 
 
P000091s.jpg シューをクラッチアセンブリに組み付けたところ。
スプリングを介して3ヶブラブラに組んだシューをアセンブリに徐々に
叩きこむ方法を取った。 くわしくはこちら(→)
サービスマニュアルにはスプリングを引っ張って外したら
再使用禁止と書いてあった。引っ張りすぎて降伏点を超えてしまう
ことがあるのだろう。
 
 
 
 

で?、どうなったの?

おお、イイね

まだ多少タイミングはズレてるけど、十分使えるレベル。アクセルを開けるのが一層楽しくなった。
フリーウェイ250はほぼ互角。70km/hくらいからだんだん離される。
SR250とかTW、AX-1などは出だしから前輪分くらいリードして、2速へのギアチェンジで
イッキに引き離すことができる。そして70km/hくらいで追いつかれるけど、それはしょうがない。
でもさすがに、たとえ一瞬であろうとも「原付に抜かれた」のはショックらしく、
次の信号で再度勝負を仕掛けてくる250ccはなかなか居なかった。
で、勝てないのが400cc4気筒とか、DT250とかの2スト車。まぁ負けて当たり前か。
 
シューはさらに削り込んでもよさそうだが、疲れるのでその気になったらということにしよう。
(そしてその気はやがて訪れるのであった→)
回転部品を軽量化したので、理論上はレスポンスが向上してるはずだが、体感全くナシ。
期待するほうが間違いか。
 
 
 
 
次、 DAYTONAマフラー装着→
お客様、そのマフラーはグランドAxis用ではございませんが....
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